おせち料理の盛り付けは一見難しそうにみえますが、ルールを覚えれば簡単に盛り付けられます。 また近年は、おせち料理をお重に詰めるだけでなく、お皿に盛り付けて提供するスタイルも一般的になっています。 今回は、おせち料理をお皿に盛り付ける場合の盛り付け方法についてご紹介したいとおもいます。
おせち料理といえばお重に詰めるものというのは、昔の話。今は、核家族化に伴い、少人数で少しずつ食べる家族や、 コロナ禍もあり、一人ずつをワンプレートに個別に盛り付ける方法も一般的になってきました。 おせち料理は、行事食であるため、盛り付けも何度が高い印象をもたれる方もいるかもしれませんが、 そんなときにおすすめしたいのがワンプレートに盛り付ける方法です。
ここでは、ワンプレートに盛り付けるときのコツを簡単にご紹介します。
伊達巻やかまぼこなど形がしっかりとあるものは、先に盛り付けましょう。
形が変えられないため、先にお皿に盛り付けてしっかりと場所を確保しておく必要があります。
黒豆などの細かくてパラパラしたものはいわゆる形のないものになります。
そのままワンプレートに盛り付けてしまうと、まとまりがなく、また汁気があるものですと、味が混ざる危険があり
見た目も美しくありません。
そこで、小皿に一旦盛り付けたあとに、ワンプレートにのせると
すっきりまとまります。
おせち料理は行事食のため、伝統的なメニューを並べることになり
どうしても色味が寂しくなりがちです。
そういった場合は、飾り葉で彩りを足していくのが簡単でおすすめです。
おせち料理のカタログをみると、いろいろな緑の葉っぱが添えられていますが
これらを総称して飾り葉といいます。
飾り葉とは、料理に彩りを添えるあしらいのことです。
通常、料理に添えるものとして専用のものが販売されています。
よく使われているものを簡単にご紹介します。
南天は赤い実がついたものと、南天の葉といって緑色の葉っぱのみのものの2種類あります。
どちらも「難を転ずる」ことから厄除けの意味合いがあります。
松の葉の部分だけをまとめてパック売りにされています。
お正月に用いるのは枝付き松葉
松の葉に黒豆を差して盛り付ける「黒豆松葉」が有名です。
枝笹と葉蘭の2種類あります。
枝笹は、小さな笹の葉が枝ごとついたもの。
葉蘭は大きな一枚の笹の葉です。
笹の葉は、その繁殖力の高さから生命力や子孫繁栄といった意味合いがあるそうです。
新しい葉がでてくるまで古い葉っぱが落ちないことから代々受け継いでいく、子孫繁栄といった意味合いがあるそうです。
しめ縄や、鏡餅にも添えられます。
うらじろは、群がって生息することから先祖の御霊が宿る。また、悪霊を払う。
裏が白いことから裏表がないなど、のいわれがあり、縁起物として重用されています。
主に、鏡餅やおせち料理の敷葉としてつかわれます。
葉っぱを裏返しにしてつかいます。
冬は乾燥しやすいため、購入したらビニール袋などにいれて乾燥を防ぐように
しましょう。
最後に、おせち料理の盛り付けにおすすめの器の選び方についてご紹介します。
器の選びかたのポイントは以下の3つにあります。
和のテイストをいかし、竹(白竹)、漆器、金や銀の塗りをほどこした陶磁器が
おすすめです。
また、ガラス素材をあわせることで、透明感や煌めきも演出でき、ほどよいヌケ感もうまれるので
おすすめです。
お祝い感のある紅白。また金銀もハレの日感がありおすすめです。
漆の黒、赤は、それだけでもハレの日の要素たっぷりですが、そこに艶や金の文様が
はいるとさらに特別感が増します。
汁椀や高杯、そして取皿など、丸の要素が多くなるため四角いモチーフのお皿を
アクセントにすることをおすすめします。
お重は四角ですので、食卓のアクセントにもなります。
また大皿を普段はつかわないような長角皿にして、ローストビーフや、
サーモンなどの豪華な食材をのせると際立ちます。
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おせち料理でつくる!簡単朝ごはんのアイデア
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