Recipe of Life | フードスタイリスト、フードコーディネーター河合真由子 東京

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【盛り付けのコツ】ワンプレートランチで原価を落として単価をあげる方法

フードコンサルタント、フードスタイリストの河合真由子です。

カフェや飲食店でメニュー内容を大きく変えなくても簡単に見栄えよく、ついでに単価もアップできる
ケースが多々あります。
そこで今日は、カフェでおなじみのメニューを取り上げて簡単に見栄えよく、かつ単価アップも狙える盛り付けのコツをご紹介します。

 

ワンプレートランチで原価を落として単価をあげる方法


カフェのランチメニューでおなじみの「ワンプレートランチ」。一枚のお皿に主菜の副菜の主食ものっているランチはおしゃれですし、提供側もオペレーションがラクなメニューの一つです。
ただし、ここで1つ落とし穴が。料理をお皿めいいっぱいに盛っているケースをたまにみかけます。お客様からしたらとてもお得なのですが、お店側としてはお値段に見合うようにどんどん料理を盛っていった結果、最終的にもりもりなプレートになってしまったのかな?とおもわれるケースがあります。


ここで一つトリッキーなのが、料理をお皿めいいっぱいに盛ってしまうと逆に安っぽく見えるケースがあるということです。
つまり、単価にみあうように、盛れば盛る程、どんどん見た目の単価は下がってしまっているということです。

これはどういうことかというと、ホテルなどのブッフェ料理などをイメージするとわかりやすいです。たくさんの種類の料理を一度にお皿にめいいっぱい盛っている人のお皿は、正直、あまり品がなく、せっかくのホテルのおいしい料理がとても安っぽくみえてきます。
特にワンプレートの場合、たくさんの料理を一皿に盛り付けるため、どうしてもごちゃつきがちです。
ワンプレートにめいいっぱい盛り付けるというのはこれと同じ原理が働きます。

ではどうすればいいかというと、【適度に余白】をつけることです。
フランス料理などのファインダイニングにいくと、お皿の余白を残した盛り付けで料理が提供されることがほとんどです。
でもその余白をみて、物足りない、少ない、はたまた損をしたとはほとんどの人が思いません。
逆に適度な余白があることで、洗練されたおしゃれな印象にうつります。

ワンプレートランチで見た目がいまいちだと思った際に、考えるべきポイントは足し算ではなく引き算だということを覚えておくといいとおもいます。

河合 真由子
Mayuko Kawai
フードスタイリスト / フードコンサルタント
岐阜県出身
大学卒業後、流通業界に就職。販促企画、VMDなどを経験。その後、海外で飲食店の出店支援やカフェの立ち上げに携わる。帰国後、フードコーディネーター養成スクールを経て独立。雑誌、CM、広告のスタイリング、フードコーディネート、飲食店へのメニュー提供、飲食コンサルティングを行う。
めざましTVのお仕事がきっかけで朝型のライフスタイルにめざめ、朝ごはんメニューの提案と朝の時間をもっとたのしみたい女子の朝活コミュニティ「とっておきの朝食会」を主催。
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