フードスタイリストの河合真由子です。今日から9月。暦の上では夏から秋へと季節の変わり目ですが、この夏の出来事を少し振り返りたく、ちょっと遅めの週末雑感をお届けします。
この8月、おいしい×かわいい盛り付け講座レッスン生むけに、フードスタイリストのお仕事内容と独立までの準備、独立してからの心構えや仕事との向き合い方について学ぶZoomセミナーを開催していました。
Zoomでセミナー開催なんて、半年前の自分からみたら想像つかなかったと思いますが、環境の変化と主催するおいしい×かわいい盛り付け講座のレッスン生の皆様の熱意に背中を押され、開催。
全5回のレッスンでは、・カタログのフードスタイリング、・企業の販促レシピ開発・書籍のフードスタイリングといった、具体的かつ実務的な内容をご紹介。フードスタイリストになりたいとおもう方は年々増える一方ですが、いざ仕事!となったときに具体的な業務の流れや関わる人、それぞれの仕事における求められる事、役割、はたまた食材の購入の仕方、食器の集め方、リサーチの方法など本当に実務的な内容を手取り足取り教えてくれるところはほぼありません。
レッスンでは、現役のフードスタイリストだからお伝えできる、生きた情報を余すことなくお伝えしました。
また、レッスン後半では・テレビ、雑誌で活躍するフードスタイリストになるには? ・フードスタイリストとして独立するには?をテーマに、ブランディングや、実際に独立するための準備や、実際に独立してから心がけたいことを実例を交えて説明。
内容としては、フードスタイリストや食の仕事を目指すひとだけでなく、独立して何かやりたい人、起業したい人にも通じるものとなっており、私自身がとても大切にしている、仕事やクライアントとの向き合い方や、仕事に対する姿勢、そして成功曲線についてのお話もさせていただきました。
私はいつもフードの仕事につきたいと相談を受ける方には細く長く続ける方法を探してくださいとお伝えしています。なぜなら、【成功はいつだって少し遅れてやってくるもの】だからです。いわゆる成功曲線です。(※詳しく知りたい方はこちらの本 をご参照ください。)正しい努力を行うこととの大切さと、早く結果を出したくて焦るあまりに気持ちだけが空回りして途中で諦めてしまうことがないように、このお話をいつもさせていただいています。
結局は真面目にコツコツ続けていくことが近道になり、自分自身への自信にもつながります。自信のつけ方については、以前こちらでも詳しくお話をさせていただいているので、よかったらあわせてご参考にしてみてください。
私自身は前述の【細く長く続けていく】ことにプラスして、最近は毎日機嫌よく過ごすことを大切にしています。料理は私達の生活と密接しています。冷蔵庫の中がとっ散らかっている人は頭の中もとっ散らかっていてそれが如実に仕事に反映されてきます。
私自身、いっぱいいっぱいなときは、ちょっとイライラしてしまうこともあるのですが(これは、本当に直さなくてはいけないと反省しています。)そんなときは、何かのバランスが崩れている証拠。ちゃんと内省の時間をとって、崩れたバランスを元通りに直すようにしています。
料理の仕事に関わるには、日頃から自分自身を律していなければいけない部分もありますが、それでもシンプルに人を喜ばせることができる料理の仕事がわたしは大好きです。