先日、ちょっとはやめの今年の撮影納めでした。
2019年ラストの撮影は、来年開業予定の宿泊施設のHP用撮影。こだわりの食材を存分にPRするためのイメージカットを撮影しました。
2019年のRecipe of Lifeは、2018年につづき
広告のフードスタイリングと
レシピ開発をメインに活動してまいりました。
撮影業務においては、食品通販カタログの制作請負、食品メーカーや食品関連企業の月間・通年カタログ、また食品メーカーや調理道具メーカーなどの企業の
SNS用ビジュアル撮影も定期的にご契約いただきご支援してまいりました。
特に今年はカタログの撮影とともに、SNS用のビジュアル作成がご相談ベースでいうとかなり多かった印象です。
レシピ開発では、販促用のレシピ開発が9割。残りの1割は飲食店様向け。販促用では、家庭向けと同時に業務用も半分ぐらいの割合でご依頼をいただきました。
特に業務用レシピにおいては、飲食店、CVS、惣菜店、学校給食など各種販促先の製造工程なども考慮した上でのレシピ提案をおこないました。
レシピ開発では、レシピ開発〜調理スタイリング、撮影まで一貫してオーダーいただくケースが多く、必要に応じて外部カメラマンやフードコーディネーターをアサインし、自社内ですべて完結できる体制が整っております。案件を重ねるごとにチームでの団結力も高まり、クライアントのニーズに沿った、より質の高いアウトプットができてきたかとおもいます。
変わったところといえば、人気Youtuberのバイリンガールちかさんとハリウッドスターのウィル・スミスさんが共演する動画のフードスタイリングは私共にとっても、とても印象的なお仕事。
直前に訪れたNYで目にした、日本の和食器や和の文化にインスピレーションをうけたテーブルコーディネートから、外国の方からみたわかりやすいモダン×和のコーディネートを意識してコーディネートさせていただきましたが、動画を見てくださった方からの反響も多く、また、実際にウィル・スミスさんもとっても喜んでくださったようで、普段OA中では実際に食事を召し上がらないそうですが、このときは、たくさん召し上がってくださいました。
忘れていましたが、今年は夏に研修旅行として、NYにも滞在しました。NYでみたもの、食べたもの、交流した人々、感じた空気感は、これまで訪れたどの街ともまた違っていて、大きな刺激をうけました。NYは定点観測地として、定期的に訪れたい街の一つです。
と同時に、海外の人からみた日本、海外(特にアジア圏の国)からみたおいしいをもっと理解し、ビジュアルでつたえていきたいなとおもっています。
そして、2012年からお手伝いさせていただいている
めざましTV。もはや、ライフワークの1つとなりつつありますが、今年で7年目をむかえ、毎回個人的にもたのしみながらお手伝いさせていただいています。
何よりも冬の時期は、オンエア後にみるこの景色が絶景で、そして、毎回演者さんやスタッフさんたちに「おいしい」といっていただけるのが最高のごちそう。
「おいしい」ものでつながる世界。わたし自身がこの仕事を始めたときの原点をいつも思い返させてくれる、現場です。
さて、2020年のRecipe of Lifeは、大きく3つのテーマで動く予定です。
1つは
共創。これは、これまでクリエイティブワークに携わってきた経験から、クライアントさまや関係する協力会社さまなどみんなで一つのゴールに向かって共創することの大切さを如実に感じています。そのためには、まずは食やスタイリングのプロフェッショナルとしてより客観性をもった提案ができるよう、ナレッジを蓄積することも必要です。今年から本格的に学び始めた感性マーケティングの分野において、来年は実務レベルでお役に立てるようにさらに学びを深めたいと考えています。
2つ目は、
仲間をつくる。単なる人脈やネットワークを築くというよりは、同じ目的や社会的ビジョンをもった人たちとゆるく繋がれる、コミュニティを築きたいとおもいます。そのために、物理的につながる場所をつくるために外部にオフィスを設置する予定です。
3つ目は、
チームワーク。これは自社内はもちろんですが、ご協力いただく外部委託の皆様や代理店さまなども含め、よりよいチームづくりをおこない、よりよい成果をうみだす集団でありたいとおもっており、そのための環境整備を行います。
先日、こんまりこと近藤麻理恵さんとご主人の川原卓巳さんの講演を拝聴する機会に恵まれました。
こんまりといえば、「人生がときめく片付けの魔法」ですが、この講演では、
「ときめく仕事術」がメインテーマでした。
ときめく=心がうごくことと解釈するならば、仕事においても、共感であったり、感動であったり心をうごかすものがすべての原動力であるとおもいます。来年も、豊かで心地よい食の未来のために、みなさまとビジョンを共有し、たのしく共創していきたいなとおもいます。