Recipe of Life | フードスタイリスト、フードコーディネーター河合真由子 東京

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COLUMN / アトリエ日記

おせち料理の盛り付けアイデア

フードスタイリスト、フードコーディネーターの河合真由子です。 今年もあと2日となりました。年末の大掃除や、帰省の準備などでみなさん大忙しのことと思いますが、おせち料理の準備は、万端でしょうか? 最近はおせち料理といっても、買ってきたものですませたり、そもそもつくらない=食べないという人もいるとおもいます。今日は、そんな忙しい人も簡単にできる、おせち料理の盛り付けのコツをお伝えします。

イマドキおせちはワンプレートで手軽におしゃれに盛り付け

おせち料理といえば、三段や五段重に盛り付けられたものが思い浮かびます。ただし、最近は、共働きでそもそもおせち料理をしっかりつくっている時間がない、また、家族の人数も少なくお重につめるほどつくっても余ってしまうこともあるとおもいます。そんな人にオススメしたいのが、ワンプレートへの盛り付け。これなら、おせち料理をたくさんつくらなくても楽ですし、おせち料理のメニュー全部を頑張ってつくることもないです。 好きなものを好きな量だけつくって、盛り付ける。これがイマドキのライフスタイルにあったおせち料理のスタイルかなとおもいます。

おせち料理の盛り付けのコツ(初級編)

ここでは、おせち料理をワンプレートに盛り付ける際のコツについて説明したいとおもいます。 おせち料理は、お重に盛る場合、それぞれのお重に何を盛るのか、昔ながらのいわれはあります。ただ、ワンプレートに盛る場合はもう少し、自由に盛り付けてもいいのかなとおもっています。 また、日本料理ならではの、伝統的な食材の飾り切りなどもありますが、ここではそういったものは全てパス。盛り付けの方法を覚えるだけで簡単に素敵に見える方法をレクチャーします。 盛り付けのコツは、大きくわけると・高さを出す ・重ね盛りにする ・少し斜めにふってニュアンスをだす の3つがあるとおもいます。 通常の料理同様に高さを出すというのは、料理が立体的にみえて見た目のボリューム感も増し、美味しそうにみえるポイントです。また、写真の伊達巻のように、一部分をすこし重ねて盛ることで料理に表情がでてきます。そして、かまぼこなど、形がしっかりしたものは、真横に盛り付けるよりはすこし斜めにふって盛り付けるとニュアンスがでて素敵に見えます。 また、ワンプレートに盛る場合、中心に何を置くのかを最初に決めておくと全体が締まります。写真の盛り付けでは中心に海老を盛り付けることによりプレート全体にまとまり感をだしています。

おせち料理の盛り付けで役立つグッズ

最後に、おせち料理の盛り付けで役立つグッズをご紹介します。 ・笹 デパートの食料品売り場や築地などにいくと売られている料理につかえる笹。写真の黒豆の下にも敷いていますが、まわりの料理とすこし区別をつけたいときなどに部分的に敷くとまとまりが出ます。 ・南天、千両、万両などの葉物 笹同様に、料理につかえる葉物です。料理全体に色どりを添えます。あれば便利ですし、一気にお正月感も増します。 ・金粉 黒豆に添えると黒豆の目線のポイントに。黒豆は他にも黒豆の松葉刺 や、チョロギなどが伝統的な添え物ですが、出費が増えるだけですので、お屠蘇に添える金粉を飾るのもありかと思います。 ・お正月用の箸や和紙のランチョンマット この時期デパートにいくと販売されているお正月用のお箸や和紙でつくられたランチョンマットなども、簡単にお正月感をだせるお役立ちグッズです。種類も豊富ですのでお好みのものを揃えてみてはいかがでしょうか?
河合 真由子
Mayuko Kawai
フードスタイリスト / フードコンサルタント
岐阜県出身
大学卒業後、流通業界に就職。販促企画、VMDなどを経験。その後、海外で飲食店の出店支援やカフェの立ち上げに携わる。帰国後、フードコーディネーター養成スクールを経て独立。雑誌、CM、広告のスタイリング、フードコーディネート、飲食店へのメニュー提供、飲食コンサルティングを行う。
めざましTVのお仕事がきっかけで朝型のライフスタイルにめざめ、朝ごはんメニューの提案と朝の時間をもっとたのしみたい女子の朝活コミュニティ「とっておきの朝食会」を主催。
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