6月最終週〜今週にかけて、本当にあっという間に時間が過ぎていきました。季節の変わり目らしく不思議といろいろなことが手から離れていった、そんな一週間の週末雑感をお届けします。
5月からずっと慌ただしい日々が続いており、ちょっとずつの急なお願いを聞いているだけでも、数が増えると結構なボリュームに。頼りにしていただけることはありがたいですが、さすがに危険だとおもい、定期的にリフレクソロジーに通うことに。あらかじめスケジュールの切れ目に先手先手で予約をいれてみました。
通っているサロンは大通り沿いのビルの1Fで、表参道のオフィスからも目と鼻の先。リースや買い出しの隙間時間に通える距離感ですが、都会のど真ん中とは思えないほど、ゆったりできる空間。サロンに飾ってある絵がこれまた素敵で、モロカイ島在住の山崎美弥子さんの作品だそうで、毎回見入っています。時間の余裕は心の余裕にも繋がり、また、自分自身に手をかけてあげることで不思議と周りにも優しくなれます。
性格的についつい無理をしてしまうことが多いからこそ、「自分甘やかし時間」を予め強制的にスケジュールに組み込むことで心身のバランスを保てているとおもいます。
今週は2年ほどご一緒させていただいているクライアントさまとの撮影がありました。代理店さんも含めて、お互いフラットに意見が言い合える関係が構築できているので、自粛期間中もチームの連携は抜群でずっと案件をすすめてきました。
オンラインで打ち合わせが(堂々と)できるようになったおかげで、移動時間も短縮でき、スピード感は上がったのかもしれませんが、オンラインで会うときの感覚とリアルで会うときの感覚はこれまた違うなとも思います。
こんな時代だからこそ、オンラインでのコミュニケーションにはむしろ前向き。だけれども、その分、リアルで会うときのコミュニケーションは、以前にも増して丁寧になり、そして無意識に密度が濃くなった気が。
オンラインでのコミュニケーションはどちらかというと、要件の確認や、作業内容の確認、その他細部にわたる連絡事項などの確認作業がメイン。リアルでのコミュニケーションは、相手の温度感や期待値の度合いなどを推し量る作業がメインになっています。相手が人間だからこそ、画一化できない部分があり、言語化できない繊細な感覚や匂いはリアルで感じ取り、想像力を働かせることも大切。そこが仕事における醍醐味でもあるとおもっています。
リアルとオンライン、どちらが正しいのではなく、全て相手を主軸においた上でどういうコミュニケーションの方法がいいのか?という考え方で目下仕事をすすめています。
家で過ごす時間が増えるにつれ、自然と居心地のよい空間を求めて断捨離をはじめる人も増えているようですが、わたしの場合は目下「時間の断捨離」をしています。1日は24時間しかなく、そこは変えられないので時間の使い方や密度を変えること、また私がやらなくていい仕事はどんどん人にわたすようにしています。
撮影前になると、冷蔵庫が満員御礼になります。冷蔵庫のキャパシティにあわせて仕事の量を調整するか、新しい冷蔵庫を買うかの二択しかないのですが、冷蔵庫の中をよくよく見渡してみると無駄なものがあれこれ入っていたりするもので、結構余白ができたりするものです。
それと同じで時間も、余白がなければ何も新しいことにチャレンジできませんが、よくよく精査してみると結構無駄な時間があるもの。そして、何よりも余裕がない人には、誰も近寄りたくないですよね。そんなわけで、7月から事務作業は基本的にアウトソーシングすることに。本格的に立ち上がるには3ヶ月ほどかかるであろうということを想定しつつ、できた余白の時間をつかってまた新しいことにチャレンジしたいなとおもっています。