フードコンサルタントの河合真由子です。
複数業態を経営する飲食店のオーナー会社や、中食などのフードサービス業界では、デイリーに食品を写真におさめる機会が多いです。また、近年は、インスタグラム等のSNSを集客ツールとして運用することが必須となっており、SNSで継続的かつタイムリーに発信するために、これまで以上に料理写真や動画などにおいて、自社で撮影、フードスタイリングを行うケースがあります。
自社での写真撮影に対応できるようになるために社内研修の一環として弊社では企業向けのフードスタイリングレッス行っております。
自社でも思い通りの商業写真をとるためには、まず写真においては、ひととおりの知識と練習が必要になります。
今回は写真のとり方がメインの話ではないのでここは少し割愛します。
またフードスタイリングは、一見すると、お皿やテーブルクロスを並べるだけなので誰でも簡単にできそうとおもわれがちです。
個人の趣味の写真をとるだけであればそれでもいいのかもしれません。ただし、商業写真となるとそうはいきません。
写真を撮影する明確な目的があり、それに沿って適切なフードスタイリングを行う必要があります。
ある特定の目的に沿ったフードスタイリングをするにはどうしたらいいのか?その問いがよい商業写真をとるための
出発点となります。
今回のクライアントさまは、お弁当やケータリング商品を取り扱うECサイトを運営されています。
サイトに掲載する商品は、新規出店者や、季節ごとのメニュー変更があるため、その度に掲載写真が必要となります。
弊社の研修プログラムでは、すでにベースとなるプログラムがありますが、その上で、お客様ごとに取り扱う商品は
異なるため、その商品にあわせた内容にカスタムメイドして研修プログラムをお作りします。
目的は一流のフードスタイリストになることではなく、業務を行ううえで如何に効果的にフードスタイリングができるようになるかですので、扱う商品をいかに魅力的に見せるかに特化した内容となっており、より実践的な内容となっています。
研修というと大掛かりな研修会場と相応の設備が必要かと思われがちですが、今回は会議室をお借りし、10名程度の小規模な研修でした。(通常、講師1名のみでお邪魔させて頂く場合、最大で10名の受講者が限界です。)また、研修に必要なお皿やテーブルクロスなどの小物類も弊社で準備します。フードスタイリングに使用するツール類も人数分こちらで準備しますので、ご依頼いただく企業さまの負担もありません。また少人数で開催する場合は、講師との距離感も近く、質疑応答もし易いというのも特徴となります。
今回の研修も、非常に和やかな雰囲気の中進み、前半の座学ではたくさんご質問が飛び交い、また後半の実技部分では、皆さん想像力を発揮させてオリジナリティの高いフードスタイリングを作り上げることができました。何よりもご参加いただいた方たちが、目をキラキラさせて楽しみながら取り組んでいただいたことが印象的でした。
(フードスタイリングは、ある程度の型を学んでいただいた上に、各個人の創造性が加わることでより魅力的なフードスタイリングが出来上がるため、楽しみながら取り組むことはとても効果的といえます。)
<当日の参加者の方のスタイリング例>抜粋
当日は、普段のフードスタイリングに使用されている小物類や、普段の写真を事前に拝見させていただいた上で
普段使用されないようなお皿やスタイリング小物を弊社で持参しました。
その上で、前半の座学部分で学んだ内容をもとに、新たな視点で小物選びや構図をつくっていただき
いつもとは違う雰囲気のフードスタイリングを試行錯誤で作成。
作成されたフードスタイリングを、講師からさらにブラッシュアップさせていただき
より実践的なアドバイスをさせていただきました。
自社でも、自社商品の魅力を引き出すためのフードスタイリングを自分たちでやれるようになりたいといった企業様はぜひ研修を取り入れてスキルアップを図って見られてはいかがでしょうか?
研修についての詳しい説明は下記サイト最下部でもご紹介しております。
盛り付けレッスン
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<フードスタイリング、盛りつけの社内、社外向け研修、レッスンのご依頼受付中です>
Recipe of Lifeではこれまでに数多くの食品及び食品関連企業さま、
また飲食店及びホテルをはじめとする宿泊施設さま向けに
集合型の
・盛りつけ指導
・盛り付け研修・レッスン
・フードスタイリング研修
を行っております。
10年以上、商用写真撮影の現場経験と飲食店のコンサルティングを行っている講師が
ユーザー目線で食べたい、買いたいを引き出すためのコツを専門知識とともに
わかりやすく、また受講者さまの実践環境にあわせてレクチャーします。
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