フードスタイリスト、フードコンサルタントの河合真由子です。今週は、国内移動の制限が撤廃され、人々の動きも活発になってきましたね。6月、きっとどこもかしこも余裕がないのだろうな・・・とおもいつつ、こちらはこちらで分刻みに時間との追いかけっこが続いた今週の週末雑感をお届けします。
今週は、新しいお問い合わせもいくつかいただき、どれもがとても気持ちのあがる内容ばかり。まだおあいしたことがなくても、メールのやり取りだけで、お相手の顔色がとてもわかるので、素敵なプロダクトやサービスを生み出す会社は、そこで働くかたも本当に素敵なんだろうな・・・と想像をふくらませています。
いろいろなことが目まぐるしく変化し続けているので、急なことにはすっかり慣れっこになっていますが、月末にかけてかなりギュウギュウ詰めのスケジュールに。でも、器選びや、それにあう料理を選んだり、盛り付けを考えたり、メーカーさんにいっておすすめの器のお話をうかがったり、リース屋さんにいってその器にあうテーブルクロスを探したり、そのすべてが本当に愛しい毎日。時間に限りがあるのであまり浸ってもいられませんが、限られた時間の中で集中して、でも心のどこかでワクワクしながら1つ1つを楽しんでいます。
忙しいにフォーカスしてしまうと、心の余裕のなさからどうしてもマイナスな感情に流れがち。でも、全部自分で選択してきたことの結果、そして、すべてが愛しさの断片だとおもえば、むしろその忙しさも楽しみにかえられるのかなとおもっています。
先週末ですが、銀座コリドー街にあった銀座STOCKのシェフであった宮田シェフが新たに独立して富ヶ谷にお店をオープン。遅ればせながらお祝いもかねてお邪魔させていただきました。
シェフの料理は、余計なものがない。どれもが素材にフォーカスし、そこに必要な調理と味付けと、盛り付けをほどこす。そのシンプルさと、口にしたときに内側から溢れ出る生命力みたいなものが、人を惹きつけてやまないようにおもいます。(適切な表現になっているでしょうか?)
シェフは、昔、調理師専門学校の講師を務められていたこともあり、目下、学生の身分のわたしに、おすすめの教科書なども教えて下さいました。まだまだ入学したてで、包丁の持ち方や立つ姿勢など本当に基礎の基礎からのリスタート状態ですが、シェフ曰く、それが大事なんだよと。
料理に向き合う姿勢を正すこと、そこからもう一度はじめたくて、入学した調理師専門学校。学校で吸収できることはすべてが新鮮でそして、ぐんぐん自分の中に吸収されていくのを実感する日々。こんなにも楽しい学びは正直、はじめてかもしれません。
Restaurant Goût(レストラン グゥ)
https://gout.therestaurant.jp/
今週はもうひとつ。記念すべき日が。この仕事を始めたときから、料理写真について教えていただいている先生と仕事でご一緒させていただきました。駆け出しの頃からなので、かれこれ8年ほどのかなり長いですが、頻繁に教室に訪れているわけではないのでゆるいお付き合いです。
駆け出しの頃は、いつか、先生とご一緒できたら・・・という淡い妄想を胸に、地味な活動をしていましたが、8年経って、割とあっさりその日はやってきました。
いろいろ急な展開で、時間的な余裕もないため余韻に浸ることは本当にないのですが、(すみません・・・)でも、気づけば、いつかの淡い妄想もちゃんと現実にできてよかったなとおもっています。そして料理写真の先生としての「先生」も最高ですが、カメラマンとしての「先生」もやっぱり最高でした。
ご一緒させていただいた案件ですが、来月あたりお知らせできるかとおもいます。感動的によい写真が撮れたので今からお知らせするのが楽しみでなりません。