フードスタイリスト、フードコーディネーターの河合真由子です。
甘酒は、ここ数年でじわじわと人気に火がついています。事実、2015年10月~2016年9月の市場規模は117億円。なんと、
この4年間で3倍近く(!)に拡大している大人気のドリンク。(※1)昨今では、1人分用の紙パックタイプの商品も充実し、ナチュラルローソンなどのコンビニエンスストアでも手軽に購入できる、日常的な飲み物となっています。
発酵食品でもあり、体にいいというイメージが強い甘酒ですが、どんな効果があって、また日常の食生活にどうアレンジしていったらいいのかをご紹介したいとおもいます。
甘酒は夏の季語
甘酒というと冬に飲むものというイメージが強いとおもいますが、実は甘酒は俳句においては夏の季語です。江戸時代では、冷たく冷やして、体力回復を目的に「夏の栄養ドリンク」として飲まれていたそうです。
夏バテ予防にも!飲む点滴といわれる理由
実は甘酒には2種類の製法があります。
1つめは、酒粕にお砂糖とお水を加えて煮込んだもの。そしてもう1つが、炊いたごはんに米麹とお水を混ぜて長時間発酵させたもの。今回とりあげる発酵食品の甘酒は後者のほうです。
ノンアルコールで、お砂糖ではなく発酵によってうまれる自然本来の甘みが特徴です。(市販品の見分け方は、原材料に米麹と書いてあり、お砂糖がはいっていなければまず後者の発酵タイプとおもっていただいて間違いありません。)
そもそも、なぜ甘酒が体にいい、飲む点滴と呼ばれるかご存知でしょうか?甘酒に含まれる善玉菌が人間の腸の中で活発に活動をし、
腸内環境を整えてくれます。腸の動きが活発になることで代謝もよくなりますね。
また、甘酒はビタミンB群とアミノ酸を豊富に含むため、
疲労回復効果も期待されます。更には、麹には、
抗酸化作用とメラニン抑制効果があるといわれており、シミ、そばかすにいいといわれています。
夏バテ対策にも、また美容への意識の高い女性には嬉しい食材といえます。
甘酒をつかったおススメアレンジ法
甘酒は、そのまま飲むだけでももちろんおいしいですが、日常の食事にもとりいれやすいアレンジ方法を知って、もっと日常的に甘酒を摂取してみませんか?
まずは、甘酒の甘みを料理に生かして、煮物などの甘みとして砂糖の代わりに加える方法があります。
また、甘酒のやさしいほっこりした甘みが苦手な人には、ヨーグルトや酸味のある果物や野菜などとあわせてアレンジを加えることでさらに飲みやすくなります。
甘酒をつかったアレンジレシピ
>>トマトと甘酒のスムージー
※1 引用元「朝の新定番!?「グッドモーニングアワード2017」総合大賞「甘酒」の魅力とは」https://asajikan.jp/article/129453
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