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フードコーディネーター、フードコンサルタントの河合真由子です。
飲食店の売上の約8割は、「どんなメニューを提供するか」で決まります。
どれだけ立地が良くても、SNSが強くても、メニューの設計が弱ければリピートは生まれません。
一方で、人気店には共通して“売れるメニュー構造の型”があります。
この記事では、メニュー開発の7ステップと成功する店の共通点を、コンセプト設計 → 原価 → 試作 → 写真 → オペレーションまで一気通貫でまとめています。
小規模飲食店からエンタープライズの新規業態開発まで、幅広く活用できる内容です。
飲食店の評価は「味」だけで決まりません。実際には、以下の複数要素の総合力で決まります。
これらがバラバラだと、どれだけPRしても伸びません。
人気店は例外なく以下の3層が設計されています。
軸となる1品が強く、周辺メニューも一貫している。これが「また来たい」を生みます。
視覚的おいしさは、味覚評価の70%超を占めるとも言われます。
つまり、写真・器・照明・構図も売上に直結するメニュー要素です。
これらは、プロの現場で本当によく見ます。
メニュー開発は、必ずコンセプトから逆算します。
ターゲットを「20代女性」など属性で決めると失敗します。
成功する店は“どんな行動・シーンで来店するか”で定義されます。
この“行動”に合わせてメニューが自然と決まります。
ここが明確だと、メニューの方向性がブレません。
世界観(内装・器・写真)がコンセプトと一致していると、店舗の印象が一気に強くなります。
メニュー構造を整理すると、売上が安定します。
これが弱い店は伸びません。軸の1品を徹底的につくり込みます。
「おいしい」+「写真映え」+「体験価値」この3点を満たす副菜・ドリンクがあるとブランド力が強まります。
原価の段階から“勝てるメニュー”をつくることが、長期的な利益につながります。
看板商品を赤字で売る店は危険です。利益と価値のバランスをとります。
利益率の高いメニューを上部・左側に配置するだけでも、売れ筋が変わり、収益が安定します。
メニュー開発は「作って終わり」ではありません。
評価軸が明確だと、改善ポイントが迷いません。
視覚的おいしさは、SNSとMEOで最も影響します。プロ視点での盛り付け・写真があるだけで、来店数が変わります。

料理は、写真で「売れる・売れない」が大きく変わります。
どれだけ美味しくても、提供できなければ意味がありません。
これを超えるとクレームや離脱につながりやすいです。
作業導線が良い店は、回転率も上がります。
開業後も、メニュー改善は続けていく必要があります。
季節メニューの導入で、一度来たお客様が再来店しやすくなります。
売れないメニューは早めに見切って改善。これが利益を伸ばす秘訣です。
メニュー開発は、ただの「料理づくり」ではありません。
これらが一貫している店は、自然と口コミが伸び、長く愛されるお店になります。
飲食店のメニュー開発には、味づくり・体験設計・原価管理・写真など、幅広い視点が必要です。
一度プロの視点を取り入れることで、やるべきことが明確になり、理想のお店づくりがぐっと前に進みます。
理想のお店のかたちを、最短距離で実現するために。
ぜひ一緒に、メニュー開発・開業戦略を進めていきませんか?
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