カフェメニュー開発(レシピ開発)は、売れるポイントをおさえ、食体験全体を設計することがポイントかなとおもいます。
ここ数年、物価高騰や、円安、燃料費高騰、そして人手不足など依然として外食産業を取り巻く環境は厳しいものです。個人的には街角のカフェは、日常を非日常に変えてくれる空間であり、ほっと一息つける憩いの場所であると思っています。
弊社は10年以上にわたり、カフェのメニュー開発に携わっており、その経験から売れるカフェメニューの開発のポイントについてご紹介したいと思います。
今どきのカフェはSNS&口コミが基本

今どきは、新しいカフェに行く際には、インスタグラムで探すのが基本になっています。
特に、お気に入りのインスタグラマーがおすすめするカフェであれば、信ぴょう性が高く、実際の来店に繋がりやすいともいわれています。
これからカフェの開業を目指す人は、高いお金を払ってHPを開設するよりも、まずはSNSでしっかりブランディングしていくほうが賢い
集客の方法かもしれません。
カフェメニューの開発にはまずは近隣からのリサーチが先決
では、実際のカフェメニュー開発においては、この集客の方法を逆手にとり、まずはInstagramのハッシュタグで
関連するメニューを検索するという方法をとってみてはいかがでしょうか?
想定するメニューに関するハッシュタグ検索することで、他の競合店ではどういったメニューを提供されているのか
リサーチすることができます。
そうすると、なんとなくですが、直近の食のトレンドが把握できます。
また、同時に足をつかって、近隣の同業者や、話題になっているお店もひととおりまわりましょう。
カフェというのは、ケースバイケースですが、よほどの観光地でないかぎり、おおよそは、近隣の常連さんで占められていることがほとんどです。
では、近隣のお店ではどういったものがはやっているのか、その場所で好まれている味の傾向、価格帯、そのお店独自の強みを
把握しておくことは自店のお店作りに大いに参考になります。
実際のカフェメニュープランニングで気をつけたいこと

ひととおりリサーチを済ませた上で、実際のメニュー開発にはいりますが、この際に、気をつけたいのは、目玉商品とスタンダードな味の両方をつくること。
味の想像がつかなかったり、聞いたことがないようなメニューというのは、そもそも取っ掛かりが悪いですし、美味しさに繋がりにくいのが特徴です。
すべてが奇抜な、メニューばかりですと、お客様にとっては、なんだか居心地の悪いカフェになってしまいます。
目新しいものがいくつかありながらも、安心できるスタンダードな味がないと、初めて入るカフェでは何を頼んだらよいのかわからなくなってしまいます。
馴染みのあるメニューは、しっかり安定感のある美味しさを目指すこと。
また、お店独自のウリとなるような目玉のメニューは、意外性のある美味しさ、食品同士の組み合わせ、また盛り付け等でお店のオリジナリティをしっかり表現していくことで、お店に来る来店理由をつくることができます。
また、両方の良さを活かし、
例えば味はスタンダードだが、見た目は奇抜さ、目新しさを目指す掛け算のようなメニュー開発ですと、お店のオリジナリティを追求しつつしっかり美味しいメニューとして、安定した集客が見込めます。
メニュータイトルにももうひと押しの工夫を
最後に、完成したメニューを、上手に表現できるメニュータイトルでお客様に伝わる形に仕上げましょう。
前述のとおり、タイトルから味が想像しやすいと注文率はあがります。
また男性がターゲットなら、能書き(うんちく)を語ると伝わりやすいです。(こだわりの◯◯をつかった、◯時間煮込んだ秘伝のタレをつかった等)
反対に女性がターゲットなら、感性に訴えかける表現がおすすめ。ふわふわ〜や、ほっくほくなど食感やテクスチャ−を的確に表現したメニュータイトルで女性の心を効果的に掴むことが可能になります。
レシピオブライフで行っているカフェメニュー開発について
レシピオブライフでは、カフェ業態を中心に飲食店さまのメニュー開発を10年間おこなっております。
弊社のメニュー開発として5つの特徴が挙げられます。
1,食べてみたい、頼んでみたいを実現
商品の魅力、強みを発掘し生活者目線で「つくってみたい」「たべてみたい」をレシピで伝えます。
カフェメニュー開発においては、驚きや意外性をレシピの中で表現することで、ユーザーの食べてみたい、頼んでみたいを
引き出します。
2,見た目が美しい
フードコーディネーターならではの完成形からイメージした料理のレシピを考案することで見た目も美しく仕上がります。
3,調理工程の簡略化で個人の腕に頼らないメニューづくり
弊社がカフェのレシピ開発を依頼される場合、シェフ不在で、アルバイトでもつくれるレシピとのご依頼がダントツに多いです。
そのため、再現性の高さというのが重要なポイントとなります。
一見するととても手の混んだレシピなのですが、実は、業務用商材を上手に利用することで、調理工程を単純化したり、調理器具を活用することで、個人の腕に頼らないメニューづくりを実現可能なものにします。
4,トレンド
10年間、朝の情報番組で専属フードコーディネーターを担当していましたので、蓄積された世の中のトレンドを基礎に
今の時代に受け入れられるレシピアイデアを提供できます。
5,リアルなニーズ
過去に20代〜40代までの女性が集う朝活コミュニティを運営。現在もFood styling laboというコミュニティを運営し、リアルなニーズを引き出すコミュニティを運営していますのでニーズを抽出しナレッジ化しています。
世の中のリアルなニーズを引き出し、レシピアイデアに反映することができます。
カフェメニュー開発(レシピ開発)|提供範囲と流れ
レシピオブライフで提供するカフェレシピ開発(メニュー開発)の提供範囲と流れをご紹介します。
ヒアリングシートご提出(貴社)
弊社所定のヒアリングシートにご記入ください
↓
競合/近隣/Instagramリサーチ ※
- 商圏・導線・客層、価格帯、既存人気メニューを把握し、狙うポジションを明確化します。
↓
メニュー案ご提案
- 目玉×定番のバランスを取りつつ、原価率・売価レンジ・オペ難易度を添えて複数案をご提示。
↓
試作メニューご選定(貴社)
- 店の世界観・厨房設備・客単価に照らして優先度を確定します。
↓
試作(原価・オペ前提の配合設計)
- 計量基準・仕込み量・置き換え食材も想定し、再現性重視で配合を設計。
↓
試食会
- 風味・外観・提供時間・盛り付け導線を確認し、改善点を合意します。
↓
手直し
- 味/見た目/作業手順を微調整し、想定売価での満足度を担保。
↓
提供手順・仕込み表作成
- 計量・火入れ・盛り付けを写真付き/時系列(※)で文書化します(スタッフ向け)。
↓
現場調整・厨房トレーニング(※)
- 実機・実動線で提供時間/歩留まりを最適化。アルバイトでも回せる手順に。
↓
レシピ最終化(PDF)
- 配合・作り方・提供手順・原価内訳・注意点をPDFで納品(必要に応じて動画補助も可)。
料金の目安
1品あたりの参考価格:3万円〜(税別)
内容・難易度・検証範囲・必要ドキュメント量により変動します。基本料金には試作(2回目まで)/原価設計(目安提示)/仕込み表・提供手順(PDF)が含まれます。
※案件全体で最低受注額が発生する場合があります。食材・資材・配送・出張費は実費精算。
パッケージ例(目安)
- スイーツ新規1品:¥30,000〜¥60,000
含む:試作2回、原価目安、仕込み表/提供手順PDF - ドリンク3品セット:¥90,000〜¥180,000
含む:原価設計、仕込み表、盛り付けガイド、季節差し替え案、現場トレーニング1回 - 看板パフェ開発+現場調整:¥120,000〜¥180,000
含む:試作2回、器・構成設計、現場トレーニング1回
オプション(必要時)
- 追加試作:別途お見積り
- 厨房トレーニング・スタッフ研修:内容により別途(※パッケージに含む場合あり)
- 器選定:別途 ※弊社お取引先ご紹介
- メニュー撮影・スタイリング:別途(媒体に合わせて最適化)
- アレルゲン整理/栄養計算:別途(外部連携可)
- 手順動画(スタッフ用):別途
※表示料金は全て税抜価格です。
FAQ(カフェメニュー開発(レシピ開発))
Q. 納期はどのくらいですか?
A. ご依頼内容にもよりますが、要件定義後から約2〜6週間が目安です。急ぎの案件はスケジュール次第で短縮対応も可能です。
Q. 試作は何回まで対応してもらえますか?
A. 基本は2回(初回提案+改善)です。以降の追加試作は別途お見積りで対応します。
※実際の弊社側での試作はもっと行っておりますが、ご提案するメニュー自体の手直しは基本的に2回までです。
Q. 料金の目安を知りたいです。
A. カフェ向けのレシピ開発は1品あたり30,000円〜150,000円(内容・難易度・検証の範囲で変動)を目安としてください。セット開発、撮影、研修の有無でパッケージ化も可能です。
Q. 既存メニューの改良(リニューアル)も依頼できますか?
A. はい。原価率・オペレーション・再現性の観点で見直し、味や見た目のチューニングをご提案します。
既存レシピを活用し、一部を業務用商材で代替するなどのアレンジも可能です。
Q. アルバイトでも再現できますか?
A. 仕込み表・手順動画・計量基準などを整備し、再現性重視で設計します。必要に応じてスタッフ研修にも対応します。
スタッフ研修には、案件にあわせてプロのシェフやパティシエもアサインできます。
Q. 原価設計はどの程度までやってもらえますか?
A. 目標売価とターゲット粗利を踏まえ、原価率目安を提示しながら配合を設計します。食材相場の変動に合わせた置き換え案も提示します。(別途コンサルティングメニューにてご対応しております。)
Q. アレルゲン・栄養表示のサポートはありますか?
A. 基本的なアレルゲン情報の整理は可能です。栄養計算・表示はご希望に応じて別途対応(外部連携含む)します。
Q. メニュー写真(撮影)まで依頼できますか?
A. はい。スタイリング+撮影まで一気通貫で対応可能です。媒体(店内POP/WEB/デリバリー)ごとに最適化します。
Q. オンラインだけでも依頼できますか?地方店舗ですが…
A. **全国対応(オンライン可)**です。現場検証が必要な場合は訪問日程をご相談のうえ対応します。
試作品を宅配するなどして味の検証も行っていただいております。
Q. 権利関係(レシピの利用範囲)は?
A. 店舗運用での利用は問題ありません。また他店舗展開、二次配布・再販・媒体転用などは契約範囲に応じて取り決めます。
カフェメニュー開発においては、レシピのアイデアだけではなく、カフェのコンセプトや立ち位置を大切にし
メニュー構成を考えていくことが大切です。単品のメニューが際立つだけでは、お店としては成り立たないため、総合的な目で1つ1つのメニューをつくることが大切。また、原材料の使いまわしや、食料廃棄、日持ち、仕込み頻度、厨房設備、規模感、人員配置なども考慮すべき要因となります。
その点、弊社では、カフェや飲食店全体の開業支援に多く携わっており、総合的な視点からメニュー開発をすることが可能です。
カフェレシピ開発実績店舗例
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Recipe of Lifeではこれまでに数多くの食品及び食品関連企業さま向けのカタログ、パンフレット、パッケージ、WEB、インスタグラム等の販促に関わる料理撮影のサポートに携わってまいりました。
生活者目線を大切に、商品やサービスの強みを発掘し食べたい、買いたいを伝えることを大切にしております。
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