Recipe of Life | フードスタイリスト、フードコーディネーター河合真由子 東京

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コンセプト設計

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飲食店の集客方法、女性客を増やすためにメニューとコンセプトから見直す

飲食店の集客方法、女性客を増やすためにメニューとコンセプトから見直す|Recipe of Life
飲食店の集客方法、女性客を増やすためにメニューとコンセプトから見直す
「女性客を増やしたい」という相談は多くあります。しかしメニューを変えるだけでは、女性客は増えません。

女性が「このお店は自分のための場所だ」と感じるには、メニューだけでなく、コンセプト・空間・体験の一貫性が必要です。どれかひとつを変えても「なんか違う」と感じさせてしまう。それが、女性客向けの施策が思ったように効かない理由です。

この記事では、飲食店・チェーン店が女性客を増やすために何から手をつけるべきかを、実際のリブランディング支援事例をもとに解説します。

なぜ女性客の獲得がブランド全体を変えるか

女性客が増えると、単に客層が変わるだけではありません。ブランド全体に構造的な変化が起きます。

SNSでの拡散が自然に生まれる

女性客は食体験をSNSで発信する傾向が強い。一人の女性客が投稿した写真が、次の来客動機を自動的に作り出します。チェーン本部がコントロールしなくても、ユーザー生成コンテンツが販促として機能する構造です。

ファミリー層・グループ客が増える

女性客が増えると、次第に「女性が選んだ店=安心できる店」という認知が広がります。ママ層・ファミリー層・女性グループという、グループ単価の高い客層の取り込みにつながります。

リピート率が上がる

女性客は「また来たい」と感じた店への愛着が強い。体験の質が一定以上であれば、リピーターとしてブランドを支え続けます。

女性客が「選ばない」理由

女性客が来ない飲食店には、共通した3つの問題があります。

Problem 01

コンセプトのズレ

「地域の方みんなに来てほしい」という漠然としたコンセプトは、女性客には刺さりません。「誰のための場所か」が明確でない店は、女性に「自分のための店ではない」と判断されます。

Problem 02

メニューの見せ方の問題

量・ボリューム・男性向けの訴求が前面に出ているメニュー構成は、女性客の購買意欲を下げます。女性は「食材の組み合わせ」「見た目の美しさ」「少量から楽しめるか」を重視します。同じ食材を使っていても、見せ方と構成が違うだけで選ばれるかどうかが変わります。

Problem 03

空間設計の問題

座席・照明・小物・食器——これらが「女性が長居したいと感じる空間」になっていないと、メニューがよくても再来店には繋がりません。女性は空間全体の体験として店を評価します。

コンセプト設計から始める理由

メニューを変える前に、必ず決めなければならないことがあります。誰に・どんな体験を届けるか。

その前提として理解しておきたいのが、女性が飲食店に求めるものの本質です。女性は男性と比べて、飲食店に対して情緒的な体験を強く求める傾向があります。単に食事を摂る場所としてではなく、「そこで過ごす時間」として店を評価します。だからこそ、メニューの味だけでなく、空間の雰囲気・食器の質感・スタッフの対応・SNS映えするビジュアルまで、あらゆる要素に対してよりセンシティブに反応します。

「なんか違う」という感覚は、このセンシティビティから来ています。裏を返せば、この感覚を満たせた店は強い。女性が「ここは自分のための場所だ」と感じた瞬間に、リピートとSNS拡散が自然に起きます。

ターゲットが「ランチに来る近隣のOL」と「子連れのママ」では、メニューの構成も、席の配置も、食器の選び方も、全く変わります。コンセプトが決まって初めて、すべての施策に一貫性が生まれます。

CORE INSIGHT

コンセプトなき女性客向け施策は「女性っぽい内装にしたのに来ない」「スイーツを追加したのに変わらない」という結果になりやすい。飲食店の女性客集客は、施策の問題ではなく設計の問題です。

支援事例

CASE 01

横濱一品香 麺菜茶寮 港北TOKYU S.C.店(イートアンドホールディングス)

課題

中華料理店が持つ「男性・ガッツリ」というイメージを払拭し、「女性・ママ層」をターゲットにしたサードプレイス型店舗への全面リブランディング。

支援内容

忙しい毎日の中で「一息つける場所」というコンセプトを設定。コンセプト設計・店舗名・ショルダーコピーの考案、ロゴデザイン選定、箸袋等の備品セレクション、ソファ席・座敷席の導入とカフェ空間への転換、シグネチャーメニュー(点心ブランド)のネーミングとストーリー設計、女性向けセットメニューの構成まで、顧客との全タッチポイントにわたるクリエイティブ・ディレクションを実施。

結果

開店当初よりターゲット層(女性客)の行列が発生。独自開発の点心がSNSで話題化し、ファミリー層の支持も獲得。開発したメニューは他拠点店舗やEC販売へ水平展開。スイーツセットの導入により「カフェ利用」を定着させました。

CASE 02

こめらく 贅沢な、お茶漬け日和。ルミネエスト新宿店

課題

初の商業施設出店に際し、既存店舗から女性ターゲットに絞ったリブランディングが必要だった。

支援内容

ターゲット層に沿ったメニュー構成の見直し・ブランディング・新規メニュー提案・器の提案を実施。女性が好きな食材の組み合わせ、スイーツの見せ方、器コンセプトをゼロから設計しました。

結果

初日から行列のできる店舗として10代後半〜20代前半の女性をメインに幅広い女性客に支持されるブランドへ転換。その後、同コンセプトのもと積極的に他店舗展開されています。

CASE 03

鳥と卵の専門店 鳥玉

課題

沖縄で人気の定食屋がフランチャイズ展開するにあたり、女性・ファミリー層にも受け入れられるブランドへの再設計が必要だった。

支援内容

食器コーディネートとアドバイザリーを担当。親子連れや女性一人での利用シーンを想定した食器コンセプトを提案。定食屋のイメージを保ちながら、女性・ファミリーが入りやすい空間設計を実現しました。

結果

串カツ田中HDへのブランド譲渡・全国展開に大きく貢献した事例です。

Recipe of Lifeのアプローチ

3つの事例に共通しているのは、「メニューだけを変えた」のではなく、コンセプト設計から空間・器・メニュー・ビジュアルまで一気通貫で設計し直したことです。

女性客に選ばれるブランドへの支援領域

01

コンセプト設計——誰に・どんな体験を届けるかを言語化する

02

メニュー構成の見直し——女性の購買心理に基づいたメニュー設計

03

器・空間の提案——体験の一貫性を生む空間設計

04

ビジュアル設計——SNSで拡散されるフードスタイリングと撮影

認知心理学・知覚心理学の視点から「なぜそれが女性に選ばれるか」を設計できることも、一般的なコンサルタントとの違いです。


飲食店・チェーン店のコンセプト設計・リブランディング
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河合 真由子
Mayuko Kawai
フードスタイリスト / フードコンサルタント
岐阜県出身
大学卒業後、流通業界に就職。販促企画、VMDなどを経験。その後、海外で飲食店の出店支援やカフェの立ち上げに携わる。帰国後、フードコーディネーター養成スクールを経て独立。雑誌、CM、広告のスタイリング、フードコーディネート、飲食店へのメニュー提供、飲食コンサルティングを行う。
めざましTVのお仕事がきっかけで朝型のライフスタイルにめざめ、朝ごはんメニューの提案と朝の時間をもっとたのしみたい女子の朝活コミュニティ「とっておきの朝食会」を主催。
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