Recipe of Life | フードスタイリスト、フードコーディネーター河合真由子 東京

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食品コンサルティング

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和風調味料が8年で多業態展開できた理由、食品メーカーの提案レシピ設計と業態展開の実例

和風調味料が8年で多業態展開できた理由、食品メーカーの提案レシピ設計と業態展開の実例|Recipe of Life
和風調味料が8年で多業態展開できた理由、食品メーカーの提案レシピ設計と業態展開の実例
「この商品、もっと売れるはずなのに販路が限られている」。食品メーカーの営業・企画担当者からよく聞く悩みです。

多くの場合、問題は商品の品質ではありません。「どの業態で・どう使われるか」という展開の設計が抜けているからです。良い商品が、提案の文脈がないまま埋もれている。その構造を変えることが、販路拡大への最短路です。

なぜ業態展開が難しいのか

和食向けに開発した商品が「和食にしか使えない」と思われている——これは非常にもったいない状況です。本来は複数業態に展開できるはずの商品が、提案の文脈がないために使われていない。

バイヤーは「この素材を使ったメニューを教えてほしい」と思っています。しかしメーカー側にその提案力がない。あるいは提案しようとしても、各業態のオペレーション・制約・ニーズを知らないために、刺さらない提案になってしまう。

CORE INSIGHT

問題は商品ではなく、提案の設計にあります。商品の可能性を業態の言語に翻訳できるかどうかが、採用される提案と刺さらない提案の分岐点です。

業態ごとに発想の出発点が違う

同じ出汁・和風調味料でも、業態によって求められる文脈は全く異なります。「この商品がおいしい」という説明ではなく、「この業態でこう使えば採用される」という翻訳が必要です。

外食チェーン

オペレーション効率・工程数の少なさが最優先。「何分で提供できるか」「スタッフのスキルに依存しないか」という観点から提案を設計します。

CVS(コンビニ)

トレンドやフェアメニューにタイムリーに乗れるかどうかが採用の分岐点です。バイヤーが求めているのは「今のトレンドをこの商材で実現できるメニューアイデア」。さらに「この調味料があることでトレンドメニューが即完成する」「1本で味が決まる」という利便性と即戦力感が刺さります。商戦サイクルが速いCVSでは、提案のスピードとタイムリーさが競合との差別化要因になります。

学校給食

減塩基準・アレルギー対応・大量調理への適合が必須。栄養基準との整合性を示す提案でなければ、担当者の判断テーブルに乗りません。

製パン

調理パン・サンドイッチ具材への応用展開が有効です。出汁感を活かした調味料は、味にコクと奥行きを加え、ひと味違う調理パンを実現します。「この1本で人気の味が作れる」という利便性と、他店との差別化を同時に訴求できることがバイヤーの興味を引く突破口になります。「和風出汁が製パンに?」という意外性が、商談の入口として機能します。

スイーツ

和風調味料の風味・コク・奥行きがデザートメニューをワンランク上に引き上げます。「和素材を使ったスイーツ」という意外性と、実際に食べたときの味わいの豊かさが、新しさを求めるバイヤーの目を引く提案になります。自社商品の強みを活かした文脈で届けることで、単なるトッピング素材ではなく「このメニューに必要な素材」として位置づけられます。

8年間継続した支援事例:大手和風調味料メーカーの場合

BEFORE 和食だけでは販路が限られていた

取引先の多くが和食・日本料理業態に偏っており、市場の縮小とともに売上の伸びに限界が見えていました。「この商品はもっと使えるはずだが、どう展開すればいいか分からない」という状態でした。

PROCESS 3段階で市場を広げた
01

商品の「強み」を業態の言語に翻訳する

商品の成分・風味・調理特性を分解し、各業態のどんなニーズに応えられるかをマッピング。「旨味成分がビーガン出汁として機能する」「減塩設計が給食の栄養基準に合う」など、商品の強みを業態の文脈に置き換えました。

02

各業態のバイヤーが「使える」と判断する文脈を設計する

バイヤーが見ているのは「商品スペック」ではなく「うちの業態でこう使えるメニュー提案」。外食現場で得たリアルな需要情報をもとに、業態ごとに刺さる提案の文脈を設計しました。

03

業態別に提案レシピ・撮影・提案資料を制作

文脈設計をもとに提案レシピを開発・撮影し、商談で使える提案資料の骨子を作成。バイヤーが「採用したい」と思える形で届けました。

AFTER 1商品が業態とジャンルを超えて展開された

CVSおにぎり・サンドイッチ・カップデリへの採用決定

学校給食向け減塩カレーうどん・減塩けんちん汁の実現

ビーガンラーメン出汁・調理パン・中華チェーンメニューへの展開

ホテル・旅館のバイキング・パイ包みメニューへの応用

8年間の継続契約

「これ一本で、ジャンルを超えた提案ができる」——これが採用され続ける提案の姿です。

「商品の可能性を広げる」提案の作り方

業態展開で大事なのは、商品の「汎用性の発見」です。「この成分がこの調理工程で活きる」「この風味がこの業態のニーズに合う」という翻訳作業が、採用される提案を生みます。これは外食現場を知っているからこそできる作業です。

机上のトレンド分析ではなく、実際にバイヤーと向き合い、現場のオペレーション制約を知っているからこそ「使える提案」が作れます。

採用される提案の3段階

01

商品の可能性を発見する——成分・風味・調理特性を業態のニーズに照合する

02

業態の言語に翻訳する——バイヤーが「使える」と判断できる文脈を設計する

03

採用される形で届ける——提案レシピ・撮影・提案資料を一気通貫で制作する

Recipe of Lifeがこの支援でやっていること

外食コンサルタントとして現場に関わり続けているからこそ、バイヤーが「今」何を求めているかをリアルタイムで把握しています。商品と市場を繋ぐ「業態の言語への翻訳」が私たちの核心的な仕事です。

レシピ開発・撮影・提案資料の骨子作成まで一気通貫で動けるため、商談サイクルに間に合う形でアウトプットを届けられます。外食コンサルタントと食品メーカー支援を同時展開する専門家は日本でほぼ存在しません。

外食バイヤーの現在のニーズをリアルタイムで把握しながら、メーカーの商品を業態に着地させる提案を設計する——これが私たちにしかできない支援です。


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河合 真由子
Mayuko Kawai
フードスタイリスト / フードコンサルタント
岐阜県出身
大学卒業後、流通業界に就職。販促企画、VMDなどを経験。その後、海外で飲食店の出店支援やカフェの立ち上げに携わる。帰国後、フードコーディネーター養成スクールを経て独立。雑誌、CM、広告のスタイリング、フードコーディネート、飲食店へのメニュー提供、飲食コンサルティングを行う。
めざましTVのお仕事がきっかけで朝型のライフスタイルにめざめ、朝ごはんメニューの提案と朝の時間をもっとたのしみたい女子の朝活コミュニティ「とっておきの朝食会」を主催。
盛り付けレッスン 盛り付けレッスン