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2018-07-28

働き方改革がもたらす新たな消費のニーズ【おうちごはん】

先月末に、『働き方改革法案』が参議院で可決、成立しました。
以前、こちらのブログでも働き方改革による外食産業への影響についてとりあげたことがありますが、
今回は、働き方改革の推進によって、わたしたちの日常の食生活(おうちごはん)にどのような変化をもたらすのでしょうか。

何がかわる?働き方改革法案

『働き方改革を推進するための関連法律の整備整備に関する法律案』(以下、『働き方改革法案』という。)では、
1、働き方の総合的かつ継続的な推進
2、長時間労働の是正、多様で柔軟な働き方の推進
3、雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保

の基本方針のもと、労働基準法等関連する法律を改正することを定めています。

これにより、時間外労働時間の上限規制の導入、雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保、また、有給休暇の取得を促す新ルールも定められています。

これまでの長時間労働があたりまえの風潮から、限られた時間の中でいかに成果を出すかにコミットする企業の動きや、人手不足といわれるなかでダイバーシティーを推奨する動きなど、世の中の流れにあわせて関連する法規もより労働者の働く環境を守るために整備されていくといった印象です。

 

働き方改革でかわるおうちごはんのあり方

 


場所や時間にとらわれず、働き方が多様化していくにつれ、家庭で食べるごはん(おうちごはん)も少なからず変化していくようにおもいます。

例えば、朝ごはんは、現状、家族それぞれの出かけるタイミングにあわせて家族バラバラにとる家庭が少なくありません。また、朝ごはんを同じ家族にもかかわらず、それぞれ個人の好みにあわせて、それぞれ別のものを食べる家族も珍しくありません。
それが、働き方改革の流れで、例えば、出勤時間を通勤ラッシュの時間を避けて通勤できたり、在宅勤務を選べるようになったらどう変わるのでしょうか?

まずは、朝ごはんをゆっくり食べる時間がとれるようになるとおもいます。それに伴い、朝ごはんのメニューも、これまでコーヒーとトーストといったごくごくシンプルなメニューだったものが、サラダやオムレツ、また季節のフルーツなど、より栄養バランスがとれたメニューに変わる可能性もあります。また、これまで家族バラバラでとっていた朝ごはんは、家族が集う場所になるかもしれません。

在宅勤務が認められれば、これまで外食ですませていたランチも、家でとる頻度も高くなります。また、長時間労働がなくなれば、帰宅時間も早くなり、家で家族揃って夕飯を囲む機会も増えてきます。総じて、これまで、家族バラバラであったり、外で済ますことが多かった食事がどんどん、家の中でとる機会が増えていくのではないでしょうか?

 

私らしさを実現するためのくらしとしごと

 


個人の多様性を認める社会の動きの中、働き方だけでなく、生活全般においてもより自分らしい価値観で物事を選択して生きていきたいという考えの人たちが増えています。
食べることは、生きることというように、何を口にするのかは、実はとても重要であり、また、どういう食生活を送るのかは、その人のパーソナリティを形成する上でも重要な意味づけをもつようになっています。
どんな人からどういう食材を購入するのか、どういう器に盛り付けるのか、といった物に対する目利きもさることながら、家にいながらレストランみたいな○○メニューが時短でできるレシピ、家にいながらシェフが目の前でフレンチのフルコースをつくってくれる・・・などといった、家でのおうちごはんを楽しむためのアイデアやレシピ、サービスなどもよりニーズが高くなるのではないかとおもいます。

 

食べ方も選ぶ時代へ

 


どんな生き方をしていきたいか、個人の価値観が多様化する中で、働き方の選択肢が増えると同時に、暮らし方の選択肢も増えていくはず。ならば、私達の暮らしを構成する食も、選択肢が広がっていくようにおもいます。
何を食べ、どこで食べ、誰と食べ、どのように食べるのか、主体的に選ぶ人が増えていく中で、、食べ方の選択肢を増やし、食を通じて日常に楽しみやワクワクを提供できるようなサービスがもっと増えていくといいと思います。

 

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