Recipe of Life | フードスタイリスト、フードコーディネーター河合真由子 東京

MailMagazine CONTACT
MENU
CLOSE

COLUMN

COLUMN / アトリエ日記

NYで話題の飲む美容液「ボーンブロス」とは?

フードスタイリスト、フードコーディネーターの河合真由子です。 NYの食のトレンドは、日本の5年先をいっているといわれていますが、(つまり日本の食のトレンドは、NYの5年遅れという意味でもあるのですが。)今、NYを中心に話題となっているのがボーンブロスです。 まだ日本ではあまり聞きなれない言葉ですが、実は日本でもこのボーンブロスをいちはやく商品化しているお店もあるようです。今回はそんな食のトレンドの最先端にあるボーンブロスについてご紹介をしたいとおもいます。

NYで話題沸騰のボーンブロスとは?

ボーンブロスとは、牛、鶏などのお肉をじっくり煮出してとったスープ(だし)のことをさします。 具体的には牛、鶏、豚などの骨と香味野菜を一緒に煮込み濾して作ります。骨髄や軟骨など、骨自体から栄養がたっぷり溶け出したスープは、健康維持や美容に効果的といわれ、今やNYでは大人気のアイテムとなっているそうです。 特に牛骨は、豚や鶏の骨に比べてコラーゲン、ゼラチンが熱分解されたアミノ酸が、各種ミネラル、ビタミンB群等の栄養素が凝縮しており、“アンチエイジングフード”として注目を集めています。アメリカでは、ハリウッド女優や元NBA選手などのインフルエンサーが愛飲していることもあり、ブームを牽引したといわれています。

ボーンブロス、実際のお味は?

このボーンブロス実際のお味はどうなのでしょうか?気になっていたところに、ちょうど伊勢丹新宿店で期間限定で催事として出店をされていたので早速お味見をしてきました。 熱々を渡されたので、濃厚な匂いが最初にきたのですが、一口飲んでみると、ちょっとコラーゲンのようなオイリーな匂いと味がきになりますが、あとからじわじわと出しの旨味がしみわたってきました。 こちらの催事では、トッピングとして、レモンや生姜、カルダモンなどが用意されていました。私たち日本人は、昆布やしいたけなど植物性のだしや、鰹、鰯などの魚のだしの味に慣れ親しんでいるので、お肉のだし独特の癖がきになる方は、こういったトッピングを少しいれてあげると、最初の飲み口が抵抗なく、飲んでいただけるかなとおもいました。

ボーンブロスは、日本の新しい朝の習慣となるか?

ブームの火付け役となったNYでは、朝一杯のコーヒーのかわりに、朝一杯のボーンブロスというのがニューヨーカーたちの朝の新しい習慣になっているようです。日本でもはたして同様に話題になるのか?今後の動向に注目したいとおもいます。
河合 真由子
Mayuko Kawai
フードスタイリスト / フードコンサルタント
岐阜県出身
大学卒業後、流通業界に就職。販促企画、VMDなどを経験。その後、海外で飲食店の出店支援やカフェの立ち上げに携わる。帰国後、フードコーディネーター養成スクールを経て独立。雑誌、CM、広告のスタイリング、フードコーディネート、飲食店へのメニュー提供、飲食コンサルティングを行う。
めざましTVのお仕事がきっかけで朝型のライフスタイルにめざめ、朝ごはんメニューの提案と朝の時間をもっとたのしみたい女子の朝活コミュニティ「とっておきの朝食会」を主催。
盛り付けレッスン 盛り付けレッスン